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03:篠山へ

思い立って篠山に行ってきました。同県でありながら、遠くて近い場所だったのですが偶然にも機会が。 今回のメインイベントは兵庫陶芸美術館で開催していた「柳宗悦と丹波の古陶」を見るためです。

布引

まずは篠山の市街地でお昼ご飯。黒豆いっぱいのランチを頂き、トロンコさんへ。ちょうど「Blue bird」というお花屋さんがイベントをしていて、一目惚れした深い紫のドライアジサイのリースを購入しました。そして「コリシモさんに行ってみたら」と紹介され後ほど行くことに。

まずは陶芸美術館でたっぷりと陶器を堪能。その後は教えてもらったコリシモさんへ行ってみました。古い郵便局をリノベーションしたお店はカフェ・ショップ・ギャラリー併設。その時は海外のアンティーク植物標本を展示販売していました。
なんだか植物に縁のある日。

見て楽しんだ後は、こちらも知らなかったごんだ薬師温泉へ。大満足の1日です。

柳宗悦といえば日本を代表する思想家・蒐集家であり「民藝運動」の中心人物。
詳しくは日本民藝館のこちら(http://www.mingeikan.or.jp/about/yanagi-soetsu.html)が分かりやすいかと。
私の解釈では日常品として使われていたものの中の美や工芸品としての魅力を説いた人、という感じでしょうか・・・日常品といっても現代の「流行、便利、ハイテク」をいう価値観とは全く違う訳で、造形美はもちろんその技法や歴史的な価値も加味されてくると知識のない私には太刀打ちできません。
そんなわけで今回は分からないながらにも、一応解説を読みながら注意深く見ることにしました。
展示内容はほぼ日本民藝館の収蔵品で構成されており、名の通り丹波焼をずらっと取り揃えています。
丹波焼というのはこちらも私は初だったのですが、日本六古窯の1つで、なんと平安時代の末期から始まったとか(展示物には室町時代のものからありました)
美術館周辺をドライブすると「登り窯」という斜面に作られた窯を見つけることができます。
これだけ長い歴史を歩んできた窯なので、時代によって同じ丹波焼かと疑うぐらいさまざまな表情がまず目につきました。
使われた土や釉薬、焼いている時に付いた灰によって変わるようで、偶然とはいえこんなにバリエーションがでるものかと。
あと焼き物といえば「備前焼」みたいなどちらかと言えば薄手でシャープなモノのイメージが大きかったのですが、丹波の土は伸びが悪いようで大きな壷などになると3回に分けて継いで制作したとか。風貌もどっしりとしたものが多かったです(油や茶葉を入れていたそう)
素人目には「大きな茶色くてオジサンぽくてあんまり冴えない壷」も柳宗悦からみたらキラリと光る一品。その輝きを発見できるようになるには、相当な修行が必要そう・・・。
とはいえ、そういう見方があるというきっかけになった、有意義な特別展でした。

【参考】
兵庫陶芸美術館「柳宗悦と丹波の古陶」:http://www.mcart.jp/23/exhibition/yanagi/yanagi.htm
丹波焼・立杭 陶の郷:http://www.tanbayaki.com/2012/top7tanbayaki.shtml
日本民藝館:http://www.mingeikan.or.jp/

コリシモ:http://colissimo.jp/
トロンコ:閉店になった模様。コリシモさんにお引っ越ししたようです(2013,10)
ごんだ薬師温泉:http://yume-konda.com/