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06:出雲へ

友人が出雲大社に行ったことがないから行きたーい、という一言で決まった松江・出雲冬の旅。
大遷宮の年ということと、女子旅に人気の場所ということもあって、2ヶ月も前から宿を取るのに一苦労。
さらに一週間前に2日間のプランをごっそりひっくり返すということもあり、最終的にはほぼ詳細を決めずに行くことになりました。(一応、下調べはしてるけど)
出雲大社、八重垣神社・・・この2つをメインに、詰め込みに詰め込んだプランは果たしてどうなることやら。

宍道湖

8時頃に神戸から出る高速バスで5時間、12時過ぎに松江へ。松江駅でガイドブックを入手してまずはタクシー。
予約をしていた皆美館という旅館内の庭園茶寮で鯛めしを頂きます。この鯛めし、イメージとはちょっと違って、ご飯に鯛のすり身のそぼろ、卵の白身のそぼろ、黄身のそぼろ、薬味を乗せてお出汁をかけて頂きます。
鯛バージョンのひつまぶしみたいです。他にもカレイの骨せんべい、茶碗蒸し、などなどお昼から贅沢な御前を頂きました。旅館自体もとても落ち着いた雰囲気で、親戚一同集まってお食事に、という場所なんだろうな、と。

お昼を頂いたら、メインその1の八重垣神社へ向かいます。松江からバスが出ているということは分かったのですが、毎度困るのはどこにバス停があって、どのバスに乗れるのか・・・ネットや観光案内所で手に入れた情報では普通の路面バスと期間限定の快速バスがあるということ。
県庁に程近い、大手門というバス停からは快速バス、普通の路面バスのバス停は・・・ここではない??(おろおろ)
快速バスは1時間に1本なので、待って今回はこちらを使うことにしました(※一番確実なのは松江駅から)快速なのでノンストップ15分で八重垣神社へ。ちゃんと整理券ももらって(これもドキドキポイント)250円。

八重垣神社

八重垣神社は素盞嗚尊と稲田姫命の夫婦が祭神というなんともらぶらぶな人気スポット。
そんな訳なので縁結び、特に鏡の池での縁占いは大人気。15分以内に沈めば良縁が早く、また近くで沈めば身近なところにという、遅くて遠い場所に沈んだらどうしたらいいのやらというコワい想像もしちゃう占いです。
結果はあっという間に沈んで、メッセージは「目的は達成する」というなんとも心強いお言葉。もう目的はなんでも叶っちゃいそうだ・・・。
池のある佐久佐女の森は、とても澄んだ空気でここは隠れるのにピッタリ。納得。

八重垣神社からまたバスに乗って(今度は路面バスなので20分ぐらい)宿に行く前に松江の街をブラブラ。まずは皆美館の近くで発見した風流堂という和菓子屋さんで生菓子「姫椿」を購入。そしてしんじ湖温泉駅近くの湖畔で夕焼けウォッチング・・・と思ったのですが、あいにく雲が広がっていてみられませんでした。でもとても雄大な風景。松江は高いビルが少ないので、とにかく空が広い。寒さを忘れて写真を撮る撮る。
日が落ちたら本日のお宿、松平閣に。温泉はいって、おいしいご飯を食べて(しじみ美味しい!)購入した生菓子を食べて、就寝。

7時に起床して、温泉はいって朝食。やっぱりしじみのお味噌汁はおいしい!さらに「めのは」という板わかめのふりかけもお気に入り。
本日はメインその2の出雲大社へ。宿近くの一畑電鉄、しんじ湖温泉駅から「しまねっこ号」に乗って出雲大社前に向かいます。790円で所要時間は50分ぐらい。今では珍しいはさみで切る切符、懐かしい風景、なのにかなりのスピード(結構こわい)、途中でスイッチバック、線路を横断するおじいさん・カラス・ネコと楽しいポイントが目白押しです。映画の舞台になったというのも納得。
さらに出雲大社前では、友人が見たBS「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されていた有名らしい「デニハ50形」という内装が木製のレトロな電車がいます(さすが山田五郎さんの番組)

出雲大社前駅から、出雲大社二の鳥居までは歩いて5分ぐらい。数年前に行ったときに比べて、とにかく人人人!!これは・・・大変そうだという予感。参道を進んで本殿へ。確かに本殿の屋根や部材がぴかぴかで凛としています。拝殿ではちょうど舞も行われていました。のんびりと本殿、その周囲を参拝し最後に神楽殿へ。そして厄よけお守りを購入。友人は縁結びのお守りを購入しようとしたものの、まさかの在庫切れで後日郵送になるとのこと。そこまで人気とは・・・大国主大神も大変だ。

出雲大社
出雲大社

次は隣にある島根県立古代出雲歴史博物館へ。ここは前回行けなかったところで、槇文彦さん設計の2007年の作品でもあります。
コールテン鋼とガラスと水盤がかっこいい。。。展示内容は古代出雲の遺跡から出土したものを展示しているのですが、圧巻は銅剣358本(日本全国で発掘された数が一カ所の遺跡で見つかったらしい)や国宝クラスの銅鐸がわんさか。教科書で見たことがある「三角縁神獣鏡」も。

お昼は知人から教えてもらった「砂」というおそば屋さんへ。でもこれだけの人。どのお店も大行列で結局1時間近く待ってちょっとクタクタになりながらも出雲そばにありつけました。出雲そばは釜揚げというのがあり、ゆで汁とそばをそのまま器に入れて、つゆと薬味をいれるというもの。粗挽きなのでそばの香りを楽しめる・・・のだけど、そういうものだとは知らず、関西風にどばーっとつゆをかけてしまう失態。帰宅して調べて知ってがっくし。

出雲そば

駆け足でそばを食べ、バスに乗って出雲市駅へ。そこからタクシーを使って最後の目的地「出西窯」へ向かいます。
1947年に地元の青年5人で始めたというまだ若い窯元ですが、民藝の柳宗悦やバーナード・リーチ、河井寛次郎から指導をうけ、さらに柳宗理ディレクションの作品も作っています。普段使いしやすいシンプルなデザイン、青・白・黒の美しい色、どっしりとしていながらもモダンという以前からとても気になっていた器が沢山あります。
そんな作品が処狭しと並べられた無自性館。目をハートにさせて悩みに悩んで4点購入。
休憩スペースでは出西窯の好きなカップを選んでコーヒーやお茶を頂けます。

出西窯

さて迎えをタクシーを呼びますか、と電話をしたらなんと一杯で40分は無理と。えええ、後30分で駅に戻らなきゃ行けないのに!
大慌てで色んなタクシー会社に電話をし、なんとか呼んだものの呼ぶまでに15分かかると。駅まで10分。こりゃ高速バスに全力ダッシュかな・・・。友達は間に合わないかもとオロオロ、その隙に(?)私は工房と登り釜をちょっと拝見。窯は山の中、と勝手に思っていたのですが、緩やかな坂でも可能だったとは!残念ながら日曜は作業がお休みですが、それ以外は作業の様子も見られるそうです。

大慌てで来てくれたタクシーの運転手さんに大慌てで駅まで行ってもらって、出発5分前にバスへ乗車完了。やれやれ。
16時ごろに出雲を出て、9時に神戸へ。今回はバス移動が多くて、時間にヒヤヒヤしたことが多かったけれど、行きたいところは行き切ったので大満足な旅となりました。