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11:北海道へ

初めて北の大地、北海道へ行ってきました。
わざわざ寒い北海道に行ってどうするの?などと言われましたが、
寒いからこそ、関西では見られない風景が見られるはず!と思い、防寒グッズを買い込んで行ってきました。

今回の旅で行ったのは、美瑛、旭川、小樽、札幌。
美瑛といえば春から夏の花畑が有名ですが、私がここに行きたかった理由は「青い池」に、さらに雪のシーズンに行ってみたかったのです。
この「青い池」はiphoneなどのOSに入っている壁紙の画像として有名になった場所。
さらに撮影者はケント白石さんというカメラマンで、美瑛でオーベルジュを運営されています。
この白石さんの美瑛の写真はほとんどが冬。きっと冬の美瑛には底知れない魅力があるに違いない
(そうでもなければ、それもよし)ということで、美瑛ではこちらのオーベルジュにお世話になることにしました。

冬は関西から旭川への直行便がないため、羽田を経由。
天候は荒れることなく旭川へ無事に到着し、チャーターしたタクシードライバーと合流しました。
着いて早速お昼ご飯をドライバーさんオススメのラーメン屋「ひがしかわ 蝦夷」に連れて行ってもらいました。
名物の蝦夷ラーメンの塩を注文。炒めた野菜に豚バラがさっぱりとしたスープに合います。
ニンニクもよくきいていて体もポカポカです。
と、気がつくと店員さんはみんな半袖。北海道の室内は暖かいというのは本当だったようです。

ご飯のあとは美瑛へ。雪深く気温も比較的低い地域のようで、積雪も凍結もなかなかでしたが車のスピードは本州と変わりません。
場所によっては道と土地との区別もつかないため、棒が境目に立っていたり、吊り式の境界線反射板が道沿いにずっと並んでいます。
美瑛を超えて、上富良野のファーム富田のラベンダーがオススメということでまずはそこを見学。
そのあとは美瑛の丘にある有名スポットを巡り、暗くなってから白ひげの滝のライトアップを見てオーベルジュへ。

オーベルジュは小規模ながらもとても快適で、美味しい食事(念願のジンギスカン)と移住したスタッフの楽しい話で盛り上がり、
食後は他のお客さんと一緒に青い池と再度白ひげの滝へいくことになりました。
というのもこの2つのライトアップはオーナーの白石さんプロデュース。
ライトアップは冬の吹雪でも宿にこもらず、美瑛の良さを知ってもらうための企画だとか。
さらに雪が降れば降るほど、美しくなる…というお話の通り、吹雪くほどに雪に光が当たりとても幻想的。さらに時間ごとに色や当たり方が変わり、どんどん表情が変化するのでずっと見ていられます。

花畑や丘の風景で有名な美瑛ですが、最近は観光客のマナー問題で、畑が荒らされて農家も困っているのだとか。
またこのライトアップにしても、行政との折り合いがつかず、まだまだ問題があるそうです。
素敵な場所だけに、もっとアピールしたらよいのにと思う反面、なかなか難しい問題です。

翌朝はすこぶる良い天気。夜に新雪も積もり、あちこちに動物の足跡が。
そんな訳で朝食をとった後に、他の宿泊者と共に撮影に行くことになりました。
雪がキラキラと光って、空気も澄んでいて、刻々と変わる雲や木の影に興奮しっぱなしです。

キラキラとした新雪と美しい丘を堪能したら、電車に乗って旭川へ。本日は旭山動物園に向かいます。
一時大ブームとなった旭山動物園ですが、12月のまだペンギンの散歩が行われていない平日ということもあって、それほど多くの人はいませんでした。
話題になったしろくまやあざらし、ペンギン、おおかみなどをのんびりとみて(閉館が15:30なので欲張ってはダメ)ふたたび旭川駅へ戻りました。
ホテルにチェックインした後は、凍結がちょっと怖かったけれど晩御飯を食べに外へ。
ラーメンもジンギスカンも食べたので、オリジナルビールと「道産牛フィレ肉ポワレ」が絶品のモローズというダイニングバーに行きました。美味しかった!
北海道での発見として、道内はなんでも食材が豊富だと思っていましたが、冬は畑が使えないため
(年の半分は雪の下となるそう)通販や本州からのものに頼っていること。
また好みによっては北海道の魚は脂がのりすぎるので九州から買い求めることもあるとか。
特に美瑛でお世話になったオーベルジュは無農薬無肥料にこだわっているので、近所の農家にお願いするか、通販で買い求めなければならないと。
食べ物はなんでも揃っていると思っていたけれど意外。

3日目は旭川をでて、目指すは小樽へ。特急が出ているので1本で行くことができます。
小樽は「ブラタモリ」で紹介されていた都市で、急速に発展し、北のウォール街と呼ばれるほど銀行ができたものの、
戦後に一気に衰退してしまった街。
一気に衰退したので過去の倉庫や銀行がそのまま残ってしまい、それが現在は観光地となっています。
まず向かったのは小樽で有名な北一硝子の3号館。ここのホールは北一硝子の灯油ランプを使った照明が使用されています。とても幻想的で落ち着く空間。名物のジャンボシュークリームにかぶりつきます。
途中お昼ご飯は北海道地元の回転ずし「とっぴ〜」へ。回転ずしなのに美味しい!これは日本海側の街のよくある話です。

その後は街をウロウロ。残念ながら旧日本銀行の小樽支店に作られた金融資料館は休館だったので翌日に持ち越し。
時間もできたしどうしようかな。。。と散歩していると北海道ワインセンターを発見。ものは試しと北海道ワインのテイスティングを行ってみました。

北海道はドイツと気候が似ているために、栽培されているぶどうの品種はドイツのものが多いとのこと。
ケルナー、ツヴァイゲルトなどあまり馴染みのない品種です。
またドイツワインと言えば甘ったるイメージですが、北海道のワインは香り高くてとってもさっぱり。
さらに珍しい山葡萄のワインや食用ぶどうナイアガラの微発泡無濾過ワインもいただきます。
いろんな個性が楽しめて、これから北海道ワイナリー注目だなと思いました。
夜ご飯はまたまたお寿司と毛ガニなど海鮮三昧でお腹いっぱい

4日目は余市のニッカウィスキーへ見学。小樽から電車で30分ぐらいで余市駅へ。 少し歩くと赤い屋根で石造りの可愛らしい工場が見えてきます。 見学ツアーを予約していたので、そのツアーで工場内を見学します。

ウィスキーは大阪の山崎の工場を見学をしたことがあるので、なんとなくの流れはニッカでも同じ。 違いは蒸留のための過熱を石炭で行っていました。なんて大変な・・・。 また工場敷地内には、リタハウスを名付けられた建物やマッサン夫婦の自宅なども移築されています。 工場の見学、博物館の案内の後はお待ちかねの試飲コーナーへ。 スーパーニッカ、竹鶴、アップルワインの3種類をいただきました。アップルワインは初めて飲みましたが、甘くておいしい!これはいくらでも飲めちゃいそうです。お昼は施設内のレストランでスコットランドの料理「スコッチブロス」をいただきました。 ラム肉と大麦がとても美味しい野菜たっぷりのスープです(今回の旅でラム肉がますます好きに)

余市を後にして、小樽に戻り、前日に行けなかった金融資料館へ向かいました。 この金融資料館は小樽と金融の歴史だけでなく、名前の通り金融(紙幣)の解説も行われています。 建物は辰野金吾設計で、随所に日本銀行のマーク「目玉マーク」やフクロウのモチーフがあしらわれていました。 また金庫室の中の見学、金庫室の扉が変形してしまった時の予備の入り口など、なかなか見られない銀行の内部も解説してもらいました。

夕方には札幌へ。
海鮮もラーメンもジンギスカンも食べたので、今日はサッポロビールでも・・・と晩御飯の目安は立てつつも、

夜の札幌を散策してみました。
まずは覗いてみたかったアンティークショップ、狸小路、すすきのを巡り、大通り公園で行われていたミュンヘンクリスマスマーケットも。
晩御飯はもちろん北海道限定のサッポロビールで乾杯です。

最終日はのんびり起きて、飛行機の時間までを少し潰すぐらい。 札幌駅北側にある北海道大学の構内を散歩したり、北海道大学植物園の温室を見学。 この日は全国的に強風が吹き荒れて、飛行機の遅延や欠航が頻発する大荒れのダイヤでしたが、 遅すぎない便だったので、少し遅れましたが無事に帰宅しました。

今回は北海道の都市の成り立ちを少し知って行っただけに、こんな厳しい土地でよく都市ができたなぁと改めて感じたり、また美瑛では人口の3分の1が移住者らしく、冬は大変大変と言うけれどそれだけとても魅力のある場所でもあるんだろうなと。
他の季節にもまた行こうと思います。