8月の植物はアマチャヅル(生薬名は七葉胆)
パッと見るとヤブガラシにしていますが、ヒゲの位置や毛の有無など違いがあるそうです。
(ヤブガラシは周辺で見かけるのですが)
今年は4年ぶりの天神祭・完全版ということで、かなり、かなり多くの人で賑わっていました。
海外の人も多く、境内の祭事を見学しているひとの3〜4割ぐらいは海外の人だった気がします。
私も今年は今まで見たことがなかった境内の展示を見に行ってきました。
しじみの殻を藤に見立てた藤棚。 大川で採れたしじみを使い、江戸時代からお祭りの飾りとして作られているそうです。
お迎え人形。
江戸時代に人気の登場人物を作って、お迎え船に乗せて飾っていたそうです。
どの人形も紅色を使っているのは、当時の疫病がこの色を嫌っていたからとか。今も昔も同じ状況ですね。
人形は毎年展示されるものが変わるようです。
花火大会はかなりの人手になると予想をして、自宅で中継映像を楽しみました。 実際かなりの混雑だったらしく、ゴミの散乱やトラブル、救急車の出動もあったそうで...淀川の花火大会も大変な人手となりそうです。
2023年度のカレンダーを初めてフルオーダーで制作しましたが、ご好評により来年も制作することになりました。
一応準備は1月からしており、ようやく目処がたってきたので少しだけご案内を。
'24はリクエストが多かったフルカラーのイラストデザインにし、'23に引き続き植物モチーフ、今回はベリー系12柄となります。
またイラストを描くことは資料があればかのうですが、それでは面白くないので実際の樹木を見るのは難しくてもせめて果実や加工品を味わっておきたくて、色々実物をお取り寄せをしました。実際に味わいつつ、イラストとして良い組み合わせになるようあれこれ考え、ようやく納得のいくラインナップが揃いました。
【イラストラインナップ】
ワイルドストロベリー、アロニア、ハスカップ、ブルーベリー、グーズベリー、クランベリー、ジューンベリー、リンゴンベリー、レッドカラント、カシス、ブラックベリー、ラズベリー
どの月も実のついた植物イラストなので、実もの植物が好きな方はぜひ!
仕様は昨年と同じで、A5冊子ホッチキス留めです(穴は開きません)価格は昨年より上がると思いますが、カラーイラストの分ということでご了承ください。
また冊子ではなくペラA4仕様が良いというリクエストもいただいたので、こちらは受注で制作しようかなと思っています。
冊子版、ペラ版共に基本は予約制作ですので、確実にご購入希望の方はご予約をお願いいたします(9〜10月予定)
詳細が決まり次第こちらとSNSにてアナウンスいたします。
7月の植物はフェンネル。葉がディルと似ていますが、香りはより力強いように思います。
先日「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」展へ行ってきました。
民藝は以前から好きで、旅行に行った際にその土地の民藝品や民藝館に行くのが楽しみの1つでもあります。
展示は日本民藝館にあるものをメインとし、今の作り手の紹介、民藝をつかったインスタレーションと、
「昔の道具」を展示しただけではない内容で興味深かったです。
また噂で聞いていたミュージアムショップの充実っぷりも凄かったです。私も小物を購入しました。
ご連絡
1.
8月のお盆休みですが、アトリエ立夏は特にお休みがありませんのでお気軽にご相談ください。
ただ印刷所が11〜15日ごろまで休業・一部製造が休業となっていますので、ご注意ください。
2.
ニュースにもなりましたが、Twitter社の方針により仕様が時間が経つごとに変更している状況です。
アカウントをお持ちでなくても見られるという点が良かったので運用し始めましたが、現在はたぶん見られない状況かと思います。
細かなアナウンスがサイトから見られない状況でご不便をおかけするかもしれませんが、今後はこちらのinfoも細かく更新をしていければと思います。
以前名刺や撮影等をご依頼いただいた「豆屋の台所」さんが定期的にマルシェにて販売を行うこととなりました。
その際に必要な梱包グッズの試作を色々と。
今回はサイズ感や使用感などを実際に使って確認していただき、また後ほど本デザインに落とし込む予定です。
名刺を活版印刷にて再デザインしました。
今回は「CAPPAN STUDIO」(https://cappan.co.jp/)さんでお願いしたのですが、
今までもこれからもおそらく使うであろう紙種と合わせたかったために、紙指定をしてオーダーしました。
CAPPAN STUDIOさんの見本は以前見たことがあったのですが、目を見張るほどの精密な線がとても綺麗に出る品質の良さ。
他の印刷所ともじっくり検討しましたが、やはりここだなと。銀インクも良い感じ。
西宮市大谷記念美術館の「おいしい」ボタニカル・アート展に行ってきました。
キューガーデンのボタニカルアート本は1冊持っていますが、現物をじっくり見られる機会はあまりないので見逃さないように早々に。
当時の印刷技術の素晴らしさと大変さ、着色の美しさ、図鑑としての価値を感じることができます。
特に改めて印刷されているといわれてそりゃそうか、と同時に、これを印刷で?!という驚きと感動でした。
こちらは7月23日まで開催されていますので、興味のある方はぜひ。
そして6月の植物はドクダミ。
郊外の住宅地よりも都会の公園や空き地で雑草としてよく見かけたことが意外でした。
最近は八重咲が人気だそうです。
雑誌で紹介されていて、とても美味しそう&美しかった韓国の麺料理「チェンバンククス(平皿の混ぜそば)」を作ってみました。
調理としてはコチュジャンひき肉を作ったらあとは切って並べるだけなのですが、使っている野菜の種類が多く彩りもよく
全てを混ぜて食べるので、味も食感も色々あってとても美味しかったです。
5月は久しぶりにオンラインではなく教室でレッスンを受けました。 1つは米粉教室で台湾スイーツのレッスン。レシピがあればできるかもしれませんが、レシピ行間のニュアンスや 生地の見極め方、なにより正解の味を体感できると自信にもなりますし安心感もあります。 写真は教室で作ったパイナップルケーキ。専用の型が必要なので自宅で作るとなるとすぐには難しそうですが...機会ができれば!
もう1つは長居植物園にて植物分類の講座に参加してみました。 てっきり1年で完結するような講座かと思っていたら、もう何年も続いている講座で(しかもずっと内容が続いていそう)参加者もベテランの方ばかり。 学名の座学があり、さらに植物園内を解説付きで回れるというまさに植物好きのための内容です。 内容はとても面白かったですが、講座が月に1度きりなので予定が合わないと継続して行くには厳しいかも。 座学メインや継続的にある講座はオンラインの方が助かるなーと思ったり。
そして中世ヨーロッパ料理再現研究をされているコストマリー事務局さんから中世の肉料理の試食セットが届きました。 (次回発行する料理本のためのモニター参加でした) 14〜15世紀のフランスやイングランドの料理で、これは食べられないー!というものもなく (もちろん現代的な味付けではないので、毎日食べられるかというのは別問題)私はわりと美味しく完食。 面白いのは当時のタルトはスイーツというわけでなく、肉料理として登場することも。 今回はフィリングにスペアリブやベーコンが入っていてとても美味しかったです。
5月の植物は山椒。食材としてもおなじみの植物です。
山椒がミカン科だと知ったのは最近なのですが、そのため結構虫に食べられるそうです。あんなに香りや刺激があるのに意外。
昨年行ったところですがタイミングがあい、再び北海道へ行ってきました。
今回は札幌をメインにしたのですが、前回訪れたのは2016年なので実は久しぶり。
好んで選んでいたホテルは閉館し、高いマンションやビルの建設ラッシュになっていて、久しぶり!という懐かしさもありつつ都市が変わっていっているなと感じました。
まず訪れたのはちょうど「トリック×イリュージョン展」が開催されていた北海道立近代美術館。
この特別展では好きなアーティストの須田悦弘さんの作品が出ているということで立ち寄ってみました。
美術館としても魅力的ですし、周囲の庭も庭というより林のようでとても自然豊かなところでした。
そして札幌のコーヒーといえば、の森彦。今回は本店にいってみることにしました。
やはり人気店ということで15分ぐらい並びましたが、外で待てる気候だったのが幸いでした(真冬はみなさんどうしているのだろう)
外の雰囲気そのまま、インテリアも骨董品がならび懐かしい感じ(戦後すぐに建てられた家屋だそう)
コーヒーは喫茶店を思わせるしっかりとした味で、ガトーフロマージュとよく合いました。豆やスイーツは通販も可能です。
また札幌に行くたびに訪れている北海道大学。
残念ながら植物園が冬の閉園中だったのですが、博物館にはまだ行ったことがなかったので今回はこちらに。
北大といえば標本が有名と聞いたことがあったのですが、植物から動物、鉱石、恐竜の化石と勢揃いでこれはすごい!
しかも植物標本の一部は実際に手にとって見ることができます。
また北大の歴史や各学部の研究の紹介までしっかりと展示されていて(北方民族の研究はとても興味深く)、「全部見たら3時間」と案内があった通り結局朝から昼まで過ごしました。
さらにミュージアムショップも素敵なものがたくさん揃っていて、博物館好きな方にはぜひおすすめしたいところです。
なお北大は外部の人が使えるカフェやレストランがあり、ショップでお土産も購入できます。
朝ごはんを食べて、博物館に行って、ランチも食べてと長い時間すごしましたがそれでも時間が足りなかったぐらいでした。
今回は札幌以外のところにも行ってみたくて、美唄にあるアルテピアッツァ美唄へ(書くとあっさりですが、往復5000円弱の特急を使うのでまあまあ距離と時間がかかります。札幌と旭川の間ぐらい?)
あいにくの雨と季節の変わり目でまだ冬の雰囲気も残る景色でしたが、北海道の森、美しい彫刻、使い込まれた校舎、と自然と人の暮らしの間のような
不思議な空間がとても美しかったです。
熊避けのベルが必要なところもあるので、むしろ自然のほうが優勢かもしれません...。
ギャラリーや広場見学のあとは、近くにあるカフェアルネへ。
全く人の気配がないところをうろうろした後に、コーヒーの香りがふわりとするとほっと安心しました(そのぐらい人の気配がない)横窓から森を望むことができ、いつまでもいたくなるような素敵な場所でした。
あと行ったことがなかった中島公園の豊平館も。
有名観光地なので混雑しているかなと思いきや、ゆったりとした場所で、地元の幼稚園の子供達の散歩からちょうど桜のシーズンだったのでお花見の方まで
地元の人にとっても憩いの場のようでした。
ウルトラマリンブルーは鮮やかな豊平館も桜のピンクと合間って、なんとも華やかな景色に。内部も美しく、結婚式場としても使われているそうです。
あ、今回はスープカレーも食べました。多すぎるスープカレー店問題で今までここという所を見つけられず。
本来行こうと思っていたお店はまさかの臨時休業で、慌てて良さそうなお店を探し...大当たりでした。
今回はバスセンター近くのカンクーンというところ。
スパイスカレーと似ているようでだいぶん違い、揚げたパリパリのチキンとゴロゴロ野菜やメインでそれを支えるスパイスという印象。辛さも調整してもらえるので、辛いもの苦手だけどカレーが好きな人でも大丈夫。また食べに行きたいです。
札幌は都市としては京都や奈良などに比べると新しいですが、レトロな建築やちょっと懐かしい雰囲気の建物が残っていて街歩きが楽しいところ。
地元の人のように、とはまだまだ行きませんがまた素敵な場所を見つけにいきたいです。
ただ北海道便はいつも飛行機が揺れがちで(たぶん風が強い)酔いと恐怖が、結構...でも行っちゃうんですけどね。
GW期間中は印刷所の休業により一部のアイテムの製造がお休みとなっています(封筒など)
近々必要でオーダー予定のアイテムがございましたら、お早めにご連絡ください。
先日菓子店ツキノモリさんにて完成したアイテムの最終確認と撮影、そしてオープン前の店舗を見学をさせてもらいました。
所在地は滋賀の竜王なのですが、滋賀といえば琵琶湖と広く平らな田畑、という印象。
しかし竜王は少し内陸のところにあるからか、起伏もあり果樹園が丘のように広がっているところでした。
ツキノモリさんは「いえきち農園」という梨園をもともとされており、また周囲も様々な果樹園があることから、季節の果物を使ったタルトや焼菓子、アイスやジャムなどを作られる予定です。
訪れた日は本当にお天気もよく小春日和で、桜に桃、タンポポが咲き、お店の大きな窓から虫や鳥が観察できて、いつまでもぼーっとできる素敵な場所。
建物もとても素敵で、小物も家具もこだわり抜いて、オーナーご家族みなさんのセンスの良さが伺えます。
なおお店へは公共交通機関のみで訪問できないことはありませんが、地方ですので時刻表等しっかりと確認して訪れてください(タクシーもつかまえるのが大変そうなので手段の確保を)
またお車の方は必ずHPの詳しいアクセスをご確認ください。
カーナビもストリートビューも詳細が見られない、集落の中のすれ違いが難しい生活道路(農道)を通ります。
マナーを守って、穏やかな空間を楽しんできてください。
(農園の繁忙期や季節によって休業もありますので、定休日をご確認ください)
菓子店ツキノモリ
instagram >> https://www.instagram.com/tsuki.no.mori/
HP >> https://tsukinomori.studio.site/
テイクアウトも行っていますので、ぜひこちらもご利用ください。
4月の植物はスイカズラ。つる性の植物で、白や黄色の花をペアで咲かせる植物です。
どこかでみたことはあるのに、しっかりと観察をしたことはなく...夏前まで花が咲くそうなので今年は見つけてぜひじっくりと観察してみたいです。
先日少し足を伸ばして、ご依頼の完成品の確認と撮影に行ってきました。
商品も店舗も、店舗で使用する小物もすべてオーナーのこだわりが詰まっている素敵な場所に。また周りの環境もとても穏やかでいつまでもいたくなるようなところでした。
またオープンしましたら詳細をご紹介できれば。
3月も終わりかけのご紹介になりましたが...
3月の植物はバイカイカリソウ。花も葉っぱも特徴的な形をしています。
以前から気になっていた「たこ竹」のちらし寿司。
雑誌や冊子などで何度か見て、まるで庭!こんな美しいお寿司をぜひ食べて見たい!と思っていました。
見た目の通り様々な薬味とネタとの組み合わせがとても良く、満足感もありました。
他にも季節の棒鮨や鯖寿司などがありました。予約した方が確実です。
今月はベイクドチーズケーキを作りました。
レシピは長田佳子さんのものです。
長田さんのレシピはシンプルですが、どこか大人な味わいがあって、今回は上にフェンネルとペッパーを乗せています。
このスパイスが乳製品のまったり感をすっと消してくれて、とても大切な役目をしていました。
また少し酸味のきいたベリージャムとも相性抜群。
最近お菓子やフルーツはちょっとした酸味がいい仕事をしているんだなと感じるようになりました。
甘いだけでは食べ飽きてしまうといいますか...。
今年は割と1月からずっと気忙しく過ごしていましたが、それも3月でひと段落。
4月はゆっくり過ごす時間を多めにとって充電期間にしようと思います。
【業務連絡】
先月から引き続き印刷所が大変混雑しています。
短納期(4日納期以内など)は特に受注停止をしているタイミングが多くなっていますので、
急ぎの印刷等はご注意ください。
さてここ数年は更新が簡単、見てもらいやすいという点からSNSを中心に発信をしてきましたが、最近はあまりに情報が過多になりすぎており、どんなに丁寧に記載をしたところで読んでもらえる時間が減っているように思います。
それであればじっくりとみてもらえる人にだけ届くようにこのサイトの方で色々紹介してもよいかなと思っています(SNSはやめませんよ)
私自身も「情報は多い方がよい」と興味のある電子雑誌はすべて読むようにしていましたが、あまりのボリュームにただ目で追っているだけになってしまっていることから見るものを厳選することに。
集めすぎているレシピや旅行の情報も、結局その場で調べることが多いので(しかも新しい情報)かなりの量を減らすことにしました。
ようやく「ここまでは減らす」というラインが決まったので、今年はより身軽になれれば良いなと思っています。
「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」と「メル・ボックナー」に行ってきました。
超有名なピカソですが、なぜあの画風なのか、どうして評価されているかなど全く知識がないのに
果たして見に行ってわかるものかと思いましたが、次いつ見られるかわかりませんし、日本初公開のものも多数ということで見に行ってみることに。
ピカソといえば不思議な画風ですが、初期の頃はとても絵画らしい画風。そして上手い。
考えや時代の流れで最終的にあの心の不安定さがでたような作風になっていく過程を見られたのは発見でした。
※詳しいピカソの解説は「山田五郎 オトナの教養講座」チャンネルがとてもわかりやすいです。
また同時代のセザンヌやクレー、マティス、ジャコメッティなども。
もうひとつはメル・ボックナーという現代アートの展覧会が開催されていました。
「セオリー・オブ・スカルプチャー(カウンティング)&プライマー」というこの作品の一群は、彫刻の石で数を表したものですが、
ストーンサークルのような、大昔のそろばんのような...ただの石っぽいなにかに意味を持たせるのが面白いなと思いました。
実空間に表すのが難しい可逆性、ピタゴラスの定理などが「そこ」にあるなんて!想像力が掻き立てられます。
2月の植物はツワブキ
若い茎は食べられるようですが、まだ未体験(かなりアクがあるそうです)
ちょうど今あちこちで黄色い花を咲かせていて見頃です。
あっという間に2月に入り、立春も過ぎ、2月半ばとなってしまいました。
年明けから周りで流行病にかかってしまう人がとても増えていていますので、みなさまも体調にはご注意ください。
3月はいろんなイベントや行事があるでしょうから。
そして新しいお仕事を2つ追加しました。
どちらもありがたいことに毎年ご依頼いただいている案件で、1つは季節のご挨拶ポストカード、もうひとつは音楽教室のコンサートチラシです。
季節感を出したデザインなので、どちらも華やかな色合いにしました。
よろしければご覧下さい。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年のスケジュールですが、多分カレンダーはまた作ると思います。2023もなかなか個性的なものになる予定です。それ以外のアイテムは今のところ未定です(仕事の進行次第)
あわせて植物園や山にもまた観察にいけたら良いなと思っています。
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1月の植物はイチイ。
赤いとても目立つ実をつけます。
写真は北海道で見つけた(多分)イチイの木。ヤマガラが実を食べにたくさんやってきていて、食堂のようになっていました。果肉は人も食べられるようですが、果肉以外は毒性が強いので注意だそう。